徘徊老人を探すための小型端末TrackR

徘徊で失踪したときの探索の道具として、TrackRは活用できるのでしょうか?
徘徊老人を探すための小型端末 TrackR

紛失物を探すための小型端末 TrackR

発信機とスマホを使った位置検索

アメリカから紛失物検索のためのアイテムの情報が入ってきました。 TrackRと言うものです。すでに国内でも販売しているようですね。
結果から言いますと、身近な紛失物の検索には有効だと思いますが、徘徊対策としての失踪者の検索機器としてはまだ難しいと思います。

タグ(発信機)をバッグにつけたり、財布に入れておくことで、なくしたときにスマホで検索できるというアイデア商品です。
見た目は非常に小型で薄い。紹介動画を見ても財布に入れられるくらいの大きさ。500円玉と比較しても変わらないくらいです。

このくらいの発信機の大きさなら、服に縫い付けることができるので、すごく実用的だと思うのです。
これまでもGPSを使った検索端末はありますが、小型とはいえ手のひらサイズなので、これをどのように持たせるかが問題だったんですよね。

検索は、スマホでできるので、これもわかりやすい。

徘徊の不明者を探すための問題は検索精度、実用性はこれから

とても便利に使えそうですが、徘徊対策としては注意が必要です。
このTrackRのタグがなぜこれほど小さいかというと、GPSを使っていない発信機だということ。
位置情報を検索する際に、近くに有るTrackRのアプリを入れているスマホの情報経由で位置情報を伝達します。 衛星情報を直接表示していないということです。
なので、タグの近くに、TrackRのアプリを入れているスマホを持った人がいれば、その人のスマホ経由で位置情報が伝わってくるということです。
今後、このTrackRが普及して、多くの人がTrackRのアプリを入れるようになれば精度が格段に上がると思いますが、 アプリが普及するまでは、実際のところ徘徊対策として使えるかどうかは難しいと思います。

紛失物がすぐ近くにあるのであれば、自分のスマホの検索範囲内なので大丈夫だと思いますが、 徘徊老人となると、その行動範囲が広いですから、なかなか見つからない可能性もあります。
とても良いアイデアなので、今後の普及を期待したいところです。



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